くまモンのライカ C-LUX
土用の丑の日でもないのに、なぜかこんな時季にうなぎを食べた。
まあ、どんな時季であろうと、うなぎなんて食べられるわけだけれど、今回は知人の毎年恒例の“儀式”的なものに付き合う形で御相伴にあずかった。
誰かに褒めてもらうほどのことでもないし、だからといって本人的には少しばかり普段よりも労力を使う作業を終えたことに関して、気持ち的にも一区切りつける意味合いで、毎年この時季の恒例行事になっているとのことだった。
うな重の時もあれば、ひつまぶしの時もあるのだけれど、どちらも5,000円ほどなので、まあ、ちょっとした“ささやかな贅沢”らしい。
例年ならお店を訪れて店内でいただくのだが、さすがに今年は自宅に持ち帰り楽しむことにしたという。
もちろん店内で出来立てをいただく方が美味しいに決まっている。
しかし、そのお店はこのあたりでは名の知れた人気店で、実際に店内は現在のコロナ禍など全く関係ないといった感じでかなり混み合っていた。
もちろんお店の方は、それなりの対策を講じているとはいえ、偏見かも知れないが無防備で無自覚に見える客が多くいるように見えたのは事実だ。
こうした状況を見て、1年に一度の恒例行事をなんの躊躇いもなく「今年は自宅で!」と決断した知人。
もう長い付き合いだが、いつもどこか頼りなく、どちらかといえばだらしない部分もあると感じていたのだけれど、この時ばかりは少しだけだけど見直した(笑)
この程度のちっぽけなこと…と思う人も多いだろう。
だけど、こうした小さなことの積み重ねが、ゆくゆくは大きな事態になってしまうのは世の常。
だからこそ、その小さなことの重要性が理解できる感性だったり、価値観だったりが同じ人たちと、これからも付き合っていきたいと思う。