Leica M10-P “Reporter”
滋賀県にある「MIHO MUSEUM」を訪れた。
美術に特に関心があるというわけではないのだけれど、所用で近くまで行く機会に恵まれたので、せっかくだからと寄ってみた。
駐車場に車を停め、エントランスのある場所まで歩き、そこから桜並木が続く坂道をのぼり、さらにその先のトンネルを抜けると美術館の建物がある。
トンネル
桜はすでに盛りを過ぎて時季はずれの風情で、ところどころ花が残っているといった感じだったけれど、多くの人々がカメラやスマホを向けてパシャパシャと撮影を楽しんでいた。
桜並木もそうだが、その先にあるトンネルも、それぞれが美術館の一部として設計されているようで、トンネル内部の壁は、見る場所、見る角度によって変わる外から差し込む光の加減で、さまざまな色を映し出していた。
進む人々
「この先にどんな世界が広がっているのだろう!?」と、期待感や高揚感を掻き立てられるような、そんな効果を狙っているのかも知れない。
長いトンネルを進んでいくと見えてくる光の先に待っているものがなんなのかは、そこまで進んでみなければ誰にもわからない。
出口を目指すふたり
そこにあるのは“桃源郷”なのか、それとも“暗黒世界”なのか。
日本だけでなく地球全体の置かれた状況が、今まさに、こんな感じなのかも知れないな…。