Leica M10-P “Reporter”
「幸福の黄色いハンカチ」という映画があった。
北海道が舞台の映画だった。
ここまでの北海道一周の旅の中でロケ地となった町も通ってきた。
JR根室駅には「幸福の黄色いハンカチ」ならぬ「黄色いポスト」が設置されていた。
この「黄色いポスト」、全国に数カ所だけという希少性もあり、「このポストから郵便を出すと幸せになれる」とネット上で広がり、フォトジェニックだと人気を集めているらしい。
これまでに全国各地でその場所の特色を表す色として青や白といった色のポストがせってされているを見たことがあったので、ここの黄色にもこの土地ならではの何か意味があるのかと思っていたのだけれど、特にそういったことではないらしい。
この根室駅の「黄色いポスト」は地元企業などでつくる団体の記念事業の一環として設置されたらしいのだけれど、それでもネット上で話題になり全国から人が集まってくるのならば、地域振興や活性化といった意味では大成功なのだろう。
それにしても、ネットの発達により今はほとんどの人がメールやLINEといったネットツールを活用するようになり、誰かに手紙を書いて想いを伝えるという行為自体が廃れゆく中、そのネット上で話題になり人気を集めるというのは、なんだか皮肉なものだよね…。