森山大道が“世界で一番好きな”鉄道

森山大道が“世界で一番好きな”鉄道

Nikon Zfc

 

写真家・森山大道氏のドキュメンタリー映画「過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい」をやっと観ることができた。

これまでに東京はもちろん全国各地で公開されているのだが、訪れた先々でも公開中の劇場がありながら、いつも都合がつかず見逃していた。

 

 

今回、兵庫県の宝塚市にあるミニシアターの、それも最終日になんとか間に合わせることができた。

大阪駅近くのホテルに滞在中のため梅田駅からシアターの最寄駅・売布神社(めふじんじゃ)を目指し阪急電車に乗った。

 

 

 

道中、映画のツイッター公式アカウントで本日が最終日だとの告知を見つけ、阪急電車に乗ってこれから見に行くことをツイートすると「阪急電車は、大道さんが世界で一番好きな鉄道だそうですよ」と返信が来た。

これまでに何度となく鑑賞するチャンスはあったように思うけれど、その度ごとに急な撮影や雑用が舞い込み今日まで見られずじまいになっていたのは、もしかしたらこうして森山さんの「世界で一番好きな鉄道」に乗って映画を見に行くというチャンスをお膳立てするための需要なプロセスだったのかもしれない(笑)

 

 

今日、公式アカウントの返信で教えてもらうまで、森山さんが阪急電車のことが「世界で一番好きな鉄道」だなんて、少なくとも自分は知らなかったのだけれど、そもそも、こうしたエピソードや知識なんてものは、こういうひょんなことから飛び出してくるもので、これはこれで何かの縁だと思ってもいいような気がする。

それに今日乗った阪急電車の宝塚本線は、森山さんの出身地・大阪府池田市を通って宝塚まで繋がっているしね(笑)

 

 

映画の詳しい内容について、ここでは触れないけれど、やはりすごく刺激を受ける内容だった。

できれば、これからあと何度か観たいと思ったし、観れば観るほどに、また違った何かを感じ取らせてくれる、そして、写真について色んなことを考えさせられるドキュメンタリーだったと思う。

 

 

映画の中で森山さんが何気なく放った“ある一言”にすごく感銘を受けた。

それを書くと「ネタバレだ!」と、お叱りを受けるかもしれないので、ここに記すのはやめておこう。

今夜はその言葉をじっくりと噛み締めながら、北新地の行きつけのバーで一人、ウイスキーでも飲むことにしよう…。

 

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