街に潜む危険

街に潜む危険

Leica Q2 “Reporter”

 

「たまたま前に女性が立っていただけ」

そんな説明は、すべて言い訳と置き換えられて、こちらの意図することを汲み取ってもらえなくなる時代がやってくるかもしれない。

いや、もうそんな時代はやってきているのかもしれない。

以前も何度か触れたことはあるが、こんなところで、そんな論戦について詳しく書き並べていると、いざ自分がそんな場面にでくわしたり、自分自身がそんな騒動の中心人物にさせられてしまった場合、過去にまで遡り「こんな思考(嗜好)の持ち主」だと断言されてしまう証拠にもなりかねないから、あまり触れたくもないのだけれど、それにしても一体どうなってしまうのだろう。

街中でカメラが構えられなくなる。

もちろん、悪意を持ってそのような行為に臨む輩が一定数いるのは事実だ。

だが、そんな一部の不届き者のお陰で、生きづらくなってしまう職業もある。

すぐに結論が出る話でもないのだけれど、なんの組織にも属していないとなると何かあった時に、迷惑をかける相手が少なくなるといったメリットはあるが、反対に何かに守ってもらえるかもしれないというメリットの部分もまったくなくなる。

どちらにしたって、これまでの常識が通用しなくなっているのは確かだろう。

そう考えさせられるような実例が、司法の判断という形で実際に出現している。

街はいろんな意味で安全な場所ではなくなっている。

善良な一市民が。ある一部の一方的な言い分のもと犯罪者に仕立て上げられてしまう。

そんな危険がいま街には潜んでいる…。

これまで以上の慎重な行動が求められているのは事実だろう。

 

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