Leica SL2 & SIGMA 45mm F2.8 DG DN
電車を待ちながら、ぼんやりと反対側のホームを眺めていた。
高架橋式の構造になっている駅によくあるホームの下側と線路の隙間から、駅の下を走る道路が見えた。
そこを行き交う車や歩行者。ここにうまいこと電車が入ってこないかな、なんてカメラを構えて何枚かシャッターを切ってみた。
いざ写真を撮ろうと思った時の“あるある”なのだが、やはりというか予想通り、電車どころか、人も車も、そんなに都合よくは走って来てはくれない。
やっと撮れた過ぎ去る車とやってきた自転車。
これはこれでタイミング的には悪くないだろうが、ここはやはり電車が欲しいところ…。
時間が許せば、何時間でも粘って役者が揃うのを待てばいいのだろうが、残念ながらそんな時間はなかった。
しばらくして電車がホームに滑り込んで来ることを知らせる場内アナウンスが流れたと思ったら、それは自分が乗る方の電車だった。
まあ、世の中、そんなにうまく思い通りにはいかないものだよね。
役者は揃わなかったけれど、ホームと線路の隙間から見える道路2車線がちゃんと見えるタイミングで、ホームに滑り込んできた電車をきっちり捉えられた。
連写ではなくシングルショットで、これ以上ないというドンピシャのタイミングでシャッターを押せた感覚、まだまだ捨てたもんじゃなかったね。
と、誰も褒めてくれないだろうから、今日のところは自画自賛しておこう…。