閉ざされたままの街

閉ざされたままの街

Leica M10-P “Reporter”

 

数日にわたって降り続く雨。

そんな雨が一瞬だけ上がったタイミングを見計らい、街に出かけた。

部屋からは歩いても10分程度。

もし雨が降り始めても地下街を通って帰ってこられる場所だから、傘も持たずに出かけることができる。

雨の日には雨の日なりの写真の撮り方がある! と、格好のイイことを言いつつも、やはり雨は降っていない方がいいし、もちろん傘なんて持っていない方がフットワークがいいのは当たり前のことだ。

それにしても、街は本調子にはまだまだ遠いようだ。

人出はそれなりだけれど、それを受け入れる店舗などの施設は、相変わらず「感染予防」の名の下、不自由な営業を余儀なくされている印象は否めない。

 

 

いつもなら解放されているはずのエントランスにバリケードが設置され、閉鎖されたままになってから、もう何ヶ月にもなる。

例えばこの商業施設だって、反対側に回れば同様の入り口があるのは、ここを利用したことのある人なら知っているはずだ。

でも、こうした光景を見ただけで「あっちまで回るの面倒だな」なんて考えて、そのまま素通りする人たちだって一定数いるだろう。

こうして、お店側からすると営業的には機会損失につながっている。

こんな我慢の日々が、一体いつまで続くのか…。

すべてが政府の愚策のせいとは言わないけれど、やはり政治責任が問われても仕方のない状況であるのは間違いないだろう。

こうした街の光景を見て、本当に庶民の痛みが理解できる政治家は、この国にはいないのか…。

 

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