Leica M10-P “Reporter”
路地裏を歩いていると、たまたまイタリアの国旗が掲げられている店を見つけた。
街のあちらこちらで見かける様々な国の国旗。
だいたいは、その国旗が表す国の料理を出すレストランだったりするのだけれど、そこも、まさにイタリアンレストランだった。
これまでなら、そんな国旗の数々を目にしたところで、特に何も感じなかったと思う。
だけど、いまは、そんな国の国旗を見るたびに、昔訪れたそれぞれの国の色んな街に思いを巡らせている。
「最後に行ったのはいつだったか…」
「あそこに行った時に、こんな写真を撮ったな…」
こんなふうにだ…。
仕事とはいえ、世界中の色んな国を旅した。
今日、国旗を見かけたイタリアには特に多く訪れ、長く滞在した。
それだけに大きな街から、お決まりの観光ではきっと訪れることはないだろうと思えるような小さな村まで、様々な街を回った。
それぞれの場所で出会った風景、そして人々との楽しい思い出ばかりだ。
次に行けるのは、いつになるのかな…。