縁の下の力持ち

縁の下の力持ち

Leica M10-P “Reporter”

 

真夏日が続く。

一日中エアコンをかけた部屋の空気を入れ替えようと窓を開けると、そこには隣のビルの屋上にずらりと並んだエアコンの室外機が見えた。

どの部屋もエアコンがフル稼働なのだろう、室外機は唸り声をあげて室内からの熱を逃すのに必死に動いているように見えた。

この室外機たちがなければ、どんなエアコンだって部屋の温度をコントロールすることはできない。

いってみれば“縁の下の力持ち”的な存在なわけだけれど、意外と知らない人が多いと聞く。

家電量販店で聞いた話だけれど、中には「邪魔だからアレ(室外機)はつけないで」と真顔で頼んでくる人もいるとか、いないとか(笑)

世の中には他にも、こうしてその存在の意味や意義をきちんと認知されていないものが多くある。

組織の中における“人”にしたって、同じような扱いを受けている人は多いことだろう。

実際にはそうした存在の方が、実は重要な役割を果たしていることが多い気がする。

組織をマネージメントする立場の人間は、もっとそうした存在に目を向けていないと、きっとおかしなことになると思うんだよね…。

 

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