Leica SL2 & SIGMA 45mm F2.8 DG DN
ロードローラーを転がす人
朝起きて部屋の窓を開けると道路工事の音が聞こえてきた。
マンションの上から数えたほうが早いくらいの高層階の部屋でこの音なのだから、地上に近いフロアの住民、そして地上を歩く人たちにはさぞかし耳障りで迷惑に感じるであろうレベルの音だ。
年が明けて2週間。年度末まで3か月切っているこの時期は例年、街中のあちらこちらで「待っていました!」と言わんばかりに工事が始まる。
横断歩道の標識
もちろん必要な工事があるのは理解できるが、どうも年度末に向けて予算消化のために無理やりやっているのではないかと疑いたくなるような工事も、毎年、毎年見かける気がする。
もっと他に税金の使いみちがあるのではないかと、毎年考えさせられるわけだが、省庁ごとに予算を分配する(奪い合う)方式の行政では、使ったもの勝ち、使わなければ次の予算は削減、というおかしな図式で本当に必要なところには予算が割かれていないのではないかと思えてしまう。
特に今の状況では、だれが考えても使うべき道は明白で、そうした本当に必要とするところに、いろんな意味で柔軟かつ迅速に税金が投入される国になればいいのにな…なんて工事現場を眺めながら、ふと思った。