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新幹線と富士山

Leica SL2 & SIGMA 45mm F2.8 DG DN

新幹線を待つ人

 

近畿地方での仕事を終え、車で名古屋に帰ってきた。ここからはいつものように新幹線で東京に戻るわけだが、やはり、というか、当然、というか、東京行きの新幹線は空いていた。

いつも不思議に思うことだが、人はなぜ指定席券を持っているにも関わらず、我先にと列車に乗り込もうとするのか?

現在のようにガラガラの状況においてでもだ。

そして、これは新幹線に限らず、そもそも指定席しかないはずの航空機でも、なぜかこの傾向が見て取れる。

コロナ禍の現在、自分はできるだけ密閉された空間に自分自身の身を置かないように心がけているのだが…。

そんなことはさておき、名古屋から東京に向かうとなれば、やはり富士山だ。

なにが“やはり”なのかは、自分でもよくわからないところだが、新幹線が富士山が見える付近を通過する際には、車内の乗客のほとんどが富士山の方を見ている。

あいにくの天気で富士山が見えなくてもだ…。ああ、これは東京から名古屋方面に向かって行く時も同じだったね。

この日は、幸い好天に恵まれ、富士山の姿を拝むことができた。

しかし、この富士山、何かちょっと違う気がするなぁ…なんて思っていたら、車内のどこからか「雪、積もってないね」という声が聞こえてきた。

そうだ、確かに例年この季節は頂上付近が冠雪しているはず。

北日本や日本海側の地域では、何日も道路が閉ざされたり、死者が出るほどの大雪のニュースが伝えられているのに、なぜか富士山の頂上付近は冠雪していなかった。

北日本や日本海側であれだけの大雪が降っていれば、富士山頂上付近も雪が降っていて当然だと思うのだけれど、今年は何かが違うのだろうか?

これからも、日本中、いや世界中で、いつもと、どこか、なにかが違う、そんな季節が繰り返されてゆくのだろうか…。

LeicaViaggio

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