他人の非常識さを糾弾する人

他人の非常識さを糾弾する人

Leica M10-P “Reporter”

 

緊急事態宣言が解除されたから、もう問題ないと思っているのだろうか?

オフィスに向かうのは午後なので、どの電車に乗っても、それほど混み合っていないから普通に走ってくる電車で向かう。

でも、帰宅する時間帯は、もしかしたら少しは混み合うこともあると思い、ここ何ヶ月かずっと有料の特急料金を支払い特急電車を利用していた。

たまたまなのだけれど、今日はいつも利用する特急電車よりも早い快速電車に間に合ったので、それに乗った。

するとどうだろう、もう、そこは新型コロナウイルスなんて全く関係ない世界に戻っていて驚いた。

マナー違反とか、そんなことはどんな世界の、どんな状況下においても起こりうるだろうから、この日、目にした非常識と思えるさまざまなことに関しては、ここでは触れないけれど、びっくりしたのは、こんな状況下においても通勤電車内で平気でお酒を飲んでいる人がいたことだった。

それも30代後半と思しき女性…。

 

はがれたポスター

 

あまり余計なことを書くと「男女差別」だとか「女性蔑視」と言われてしまう世の中だから、できれば性別に関しては言及したくはないのだけれど、残念ながら今日、電車の中で出会った驚くべき行動の人物たちは、女性2人組だったので正直にそのように書くしかない…。

その女性2人組、駅のホームに入ってきた電車に乗り込もうと思ったら、降りてくる客がモタモタしていたらしく、自分たちの行手を阻まれ、もう少しでその電車に乗れなくなるところだった(彼女たちの一方的な言い分では、そういうこと)らしい。

さらにその自分たちの行手を阻んだ客からは何の謝罪もなく、自分たちの邪魔をした人たちについて「非常識極まりない人間だ!」と、電車が走り出してからも車内で猛烈な勢いで捲し立てていた。

まあ、ここまでならよくある話だろう。

ただ、この話がどこにでもある話でなかったのが、この女性2人組がそれなりに混み合っていた通勤電車内で、一人はコロナビールのボトルをラッパ飲み、もう一人は缶チューハイを片手にしてマスクを外し大声で、自分たちの遭遇した(彼女たちなりの)“非常識な”客に対する罵詈雑言に終始していたことだろうか…。

自分も含めて、この電車に乗る際に彼女たちが他の乗客からどんな仕打ちを受けたかは知る由もない。

ただ、明確なのは、彼女たちがどんなに自分たちが受けた仕打ちが酷かったと声高に叫ぼうが、それなりに混み合った車内でマスクもせず、コロナビールをラッパ飲みしながら、かたや缶チューハイをあおりつつ「非常識だ!」と叫んだところで、周りにいる常識ある人々は、「それをお前らが言うなよ!」を思うだけだろう。

さらに追い討ちをかけるように、この酔っ払いバカ女2人組、話に夢中になり過ぎて自分たちが降りるべき駅に到着しているのに気付くのが遅れ、乗り込んできた客にぶつかりながらバタバタと大慌てで降りて行くといった、それまで自分たちが「非常識極まりない人間だ!」と糾弾していたはずの人間に自分たちがやられたことと全く同じバカ丸出しの行動を披露して去っていった。

これには車内に残された他の乗客から失笑が漏れたのは言うまでもない(笑)

 

横断歩道と車止め

 

心配だったのは、これはまあ余計なことだと思うけれど、あえて書かせていただくが、この2人どちらも左手の薬指に指輪があったんだよね。

こんなのと結婚…とか、まあ、それは人それぞれの“趣味”だから、他人がとやかく言うことではないのだろうけど、ちょっと顔見てみたいよね、こんなのと一緒に生活しているヤツ(笑)

あとね、まあ普通に考えれば、こんなのが母親になる可能性があるってことなんだよね。

くれぐれも、お子さんを立派な“常識人”に育ててあげてよね! と願わずにはいられなかった、ある春の一日でした…(笑)

 

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