Leica SL2 & SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN Art
テレワークを終えて窓の外を見ると、まだ日没と呼ぶにはかなり早い光景が広がっていた。
日が長くなったね…。
いつものようにカメラをぶら下げて近所を歩いた。
住宅街の外れに大きな病院があり、その先には物流倉庫や自動車メーカーのストックヤード、重機メーカーの機材置き場などがある。
歩道を歩きながら、そのあたりの風景をファインダー越しに切り取ってゆく。
ふと足を止めて大きな重機を眺めていると、どこからともなく視線を感じた。
振り向くとずっと奥の方にある、どこかの会社の物流倉庫から人が出てきて、こちらを見つめていた。
いや、見つめるというよりも、睨みつけていると言った方が正しいように思えた。
明らかに、こちらを不審者扱いし、警戒しているようなオーラを出していた。
もちろん、こちらとしては何もやましいことはしていない。
倉庫や病院の敷地内に入り込んでいるわけではなく、“天下の公道”を散歩しているに過ぎないのだから…。
あちらからしてみれば、「こんなところでカメラを持って何をしているんだ!?」といった感じだったのかもしれない。
しかし、このあたりは普段から近所の住民が散歩でやってくる場所だろう。
カメラを持って散歩している住民だって、他にもたくさんいるはずだ。
そんなに警戒感むき出しでこられると、逆にこちらは「その倉庫の中で何かやましいことでもしているんですか?」と、勘繰ってしまうよ(笑)
すごく不愉快な気分になった。
自分が住む街の近所をカメラを持って歩いているだけで、不審者扱いされるのは、正直言って気分が悪い。
日本は、いつからこんな国になってしまったのだろう…。