くまモンのライカ C-LUX
庭の雑草が目につくようになった。
年に数回、自分で雑草を刈る。
もちろん電動の草刈り機を使うのだけれど、これが結構しんどい。
体力的に辛いというほどではないのだけれど、機械の振動のせいか作業を終えてからも、しばらく手が震えてしまう。
うっかり翌日に撮影があることを忘れて、作業でもしようものなら大変なことになってしまう。
そういった事情もあり、なかなか草刈りに手をつけられないでいるのだけれど…。
でも、この時期に一度やっておかないと、夏を迎える頃には庭一面大変なことになってしまうだろう。
そんなことを考えながら、どの雑草から仕留めてやるべきか品定めしていると、もう数年前に枯れてしまい花をつけなくなっていたはずの木に、二輪だけ花が咲いていた。
生い茂る雑草の間から、ひょっこりと顔をのぞかせたその花は、少し前まで降っていた雨のしずくで花びらを濡らしていた。
いつものように草刈り機で一気に作業を進めると、周りの雑草と共に気づかず、この花も刈り取ってしまったかもしれない。
せっかく咲いた花だ。
雑草を刈るのは、この花が枯れてからにしてやろう。