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今日のひまわり畑

Leica M10-P “Reporter”

 

「今日のひまわり畑」

そんなタイトルで現地からのリポートをする役目を担っているわけではないのだけれど、ひまにあかせて毎日のように近所のひまわり畑を見に行っている。

ぱっと見、すごくたくさん咲いているように見えていたのだけれど、足を運ぶにつれて、実はまだまだ半分くらいしか咲いていないのに気づいた。

既に開花していたひまわりの花の大きさ、豪華さに騙されていたというわけではないのだけれど、咲いた花ばかりに目を奪われて、まだまだ蕾のままだったものも畑の半分くらいを占めているのに気づかないでいた。

これらが全て開花すれば、それはもう見事なひまわり畑が完成するのだろうけど、実際にはそうもいかないようだ。

咲いている花が風によって倒されてしまったのだろうか、茎ごと地面に横たわっているものもあるし、まだ蕾のものが開花する頃には、既にその役目を終えて花びらを落としてしまうひまわりもいるように思えた。

同じ畑に同じ時期に植えられて、毎日同じ天候に晒されているはずなのに、発育状況はそれぞれ違うようだ。

平等なんて言葉はこの世にはない。

大袈裟かもしれないけれど、こんなひまわりたちの姿を見ていても、人生の悲哀のようなものを感じてしまう…。

どこの世界も、都合よく上手くはいかないんだよね(笑)

 

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