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嵐の一日

Leica M10-P “Reporter”

 

家を揺らすほどの風が吹き荒れていた。

なにかしようというわけではなかったのだけれど、結局、一歩も外に出られないまま一日が終わろうとしていた。

窓の外を見ると隣家の屋根の上にまで張り出した高い木が狂ったように踊り、電線もそれに合わせてスイングする譜面を描くかのように波打っていた。

明日は晴れるという。

やりたいことは明日からでいいな。

時間ならまだたくさんある。

 

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