そこにあるはずのもの

そこにあるはずのもの

Leica M10-P “Reporter”

 

この数ヶ月、比較的規則正しい生活を続けていると、自分では思っている。

午前中は朝食を済ませた後、コーヒーを飲みながらニュースとチャンネル登録しているYoutubeの新着動画のチェック、その後、撮影したデータの整理や動画の編集をする。

そして、いつも気づくと午後3時前後になっているというパターンだ。

以前はあまり朝食をとることがなかったので空腹感で自然とお昼くらいの時間を知るようなことができたのだけれど、最近は朝食を毎日きちんととっているせいで、腹時計が逆の意味で働かず(笑)、下手すると夕方どころか夜7時くらいまで気づかずに過ごしてしまうことすらある。

今日も、気づけは午後3時過ぎ…。

太陽が低い位置まで下がってきて、リビングの窓から光が斜めに差し込んでいた。

これこそ本当にどうってことのない景色だけれど、すぐそばに置いてあったライカで、なんとなく一枚だけシャッターを切ってみた。

それなりに明暗差のある状況で、床板の明るい部分は白飛びすることなく、暗い部分も潰れてしまうことなく、木目の模様を綺麗に再現していた。

さらに反対側の窓から弱々しく差し込む青みがかった光さえも捉えているのにはびっくりした。

実際に見た目では、この青みがかった光には気づかないこともあるだろう。

見えているものだけを写すのが本物なのか、それとも、そこにあるはずの見えないものまで写し出せてこそ本物なのか?

今の自分に答えは見つからない…。

 

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