あちらの世界とこちらの世界

あちらの世界とこちらの世界

Leica M10-P “Reporter”

 

なんでもすぐに白黒つけたがる人がいる。

やれ、あれが上だ、いや、これが下だというのも同じだろう。

そんなこと、どうでもいいのに…と思う。

たとえ同じものを見ても、たとえ同じ現象に遭遇しても、見る方側の立場や感性が違えば、それは全く違うものとして受け止められるのが当然で、どちらかが白で、どちらかが黒ではないし、どちらかが上で、どちらかが下でもないはずだ。

こうした見る側、感じる側が全て同じ見方や感性しか持てない世の中の方が、どう見たっておかしいはずだし、そんな世界があるとしたら、これほど恐ろしいものはないような気がする。

他人が自分と違う考え方をし、自分とは違う言い分を持つだけで気に入らないということなのだろうか?

あちらにはあちらの、そして、こちらにはこちらの世界があるはずだし、それで誰も困ることはないだろう。

お互いを認め合えとまでは言わないけれど、自分が日々暮らしているのとは違う世界があるのだということくらいは、大の大人なんだから理解しておくべきだろう。

 

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