Leica M10-P “Reporter”
まだお昼を過ぎたばかりの夕方と呼ぶには早すぎる時間のはずだが、太陽の光は柔らかくオレンジ色だ。
本格的に冬が来たということなのだろう…。
いつものように昼食がてらライカ片手に近所の店まで歩く。
そして、これまたいつものように名前を知らない花に出会う。
この季節に元気に咲く花は数少ないはずだから、もしかしたら知っているのが当たり前なのかもしれないし、きっと自分の世代の人たちなら知っていることなのだろうけど、どうもこういうものへの興味がないせいか、誰かにその名を教えてもらっていたとしても、まったく頭の片隅にすら残っていない(笑)
いい歳した大人が笑っている場合ではないのだろうけだど、興味がないものというのは、きっとみんなそんな感じなのではないだろうか。
この花がいつまで咲き続けるのかは、わからないけれど、この冬の記憶としてシャッターを切っておいた。