Leica SL2 & SIGMA 45mm F2.8 DG DN
テレワークを終えて、日が暮れかかった街を歩いてみた。
近所の街路灯が、いつの間にかLED電球に変わっていた。
まだ完全に日が暮れる前だったが、そのLEDに変えられた街路灯は、白く明るい光を煌々と放っていた。
電柱に付けられた街路灯の、そのまた上の電線の間から、自信なさげにといった表現がぴったりときそうな、小さな月が見えた。
満月にはほど遠い形をしている小さな月の月齢が、どれくらいのものなのかなんて知る由もない。
ふと電信柱の下に停められた車に目を移すと、そこには鮮やかな夕焼け空が映し出されていた。
やっぱり月より、太陽なのかな、なんてなんだかよくわからないことを考えながら、一枚シャッターを切った。