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ある“中途半端な街”の色

Leica M10-P “Reporter”

 

澄み渡った青空に白い雲。

住み慣れた街は都内に比べて空気がきれいなのか、天気の良い日には、本当にスッキリと晴れたきれいな青空が広がる。

都内からは電車で1時間ほどの場所だけど、空の青さは都内とは比べものにならないほどきれいだ。

黄色とブルーのストライプが入ったシルバーの車体も、そんな青空に照らされて輝いて見える。

 

青い車

 

澄み切った青空を反射させたかのような青い車も、いつもより輝いて見えたのは気のせいかな…。

 

倒れた黄色い看板と真っ黒な自転車

 

もう何年も前から転がっているどこかから撤去されてきた黄色い看板が、こちらに向かってぽっかりと口を開けていた。

吸い込まれるはずはないのだけれど、ここの前を通るたびに、そこはどこかへ続くトンネルの入り口で、暗闇に吸い込まれてしまうのではないかと思う時がある。

 

赤いジュースケース

 

駅前の食堂の店先には、コカ・コーラのガラス瓶を入れたケースが積まれていた。

そういえばコカ・コーラのガラス瓶なんて久しぶりに見たな。

都内でガラス瓶で提供されるところなんて今でもあるのかな。

こういうところが、ちょっと中途半端で都会なのか田舎なのか、よくわからない街の特徴なのかもしれない…。

 

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