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シャバの空気がどれほどうまいか…

Leica M10-P “Reporter”

 

網走監獄で網走刑務所とそこで服役する受刑者の歴史を学んできた。

自給自足のための農作業などをはじめ、服役中はさまざまな作業をしていたようだが、中でも道路や屯田兵の兵舎造りなどの重労働もあったそうだ。

北海道の開発には、これら受刑者の存在が必要不可欠だったと歴史を振り返るVTRでは断言されていた。

このような歴史があるからこそ、網走刑務所と聞けば、なんの縁のないようなものでも少し恐ろしい場所という感情を抱くのだろう。

ドラマは映画などで刑期を終えて刑務所から出てきたときに「シャバの空気はうまい」というセリフを耳にすることがある。

空気なんてどこにいたって同じなのだから、これは刑務所から出て自由を手に入れたときの感情表現の例えでしかないのだが、確かに刑務所内での重労働から解放されたときの気持ちは、何者にも変え難いものだったろう。

復元された正門の前に立つ刑務官の人形もマスクを着用していた。

全世界的にマスクを着用しなければならない現在、人々はシャバの空気をうまいと感じて暮らしているのだろうか…。

 

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