Leica SL2
函館といえば朝市だ。
いや、そんなことはないか(笑)
他にも見どころ満載の北海道を代表する観光地だ。
昨年の9月以来の函館は、街に雪があふれている以外に変わったところはなかった。
そう、観光客の姿も、まばらなままで、変わっていなかった…。
たまたま通りがかった女性二人組が、函館朝市の閉ざされたガラス扉の前を足速に通り過ぎていった。
中では全てとは言わないまでも、それなりの数のお店が営業しているのだけれど…。
今回宿泊しているホテルのすぐ裏手が朝市だから、ほぼ毎日のように朝食や昼食のためだったり、そのほかの観光地に行く道すがら通ったりするわけだが、観光客の姿はまばらで本当に寂しいままだった。
「臨時休業」の張り紙が昨年来た時のままの店舗もあったようで、もしかしたらそのまま廃業になってしまったのではないかと思われるようなお店も多くあった。
地方の観光地がこうして元気をなくし、その周りの街もどんどん元気がなくなる。
その結果、日本という国全体が元気を失って行く。
本来、こんなことは日本に限ったことではないのだろうけど、欧米に住む友人たちの話を聞くと、どうやらそうでもないようだ。
コロナ禍においても着々と観光客を受け入れる準備や具体的な政策を打ち出し、実際に経済的にも回復している国は多いような印象だ。
日本は今後どうなって行くのか?
こんなところで一人ぼやいていたところで何も変わることはないのは百も承知だが、それにしてももっと何かできることはないのだろうか。
おっさんが飲食店で一人、飲み食いしたところで、その経済効果なんて、たかだか知れているのだから…。