Categories: Hokkaido

北の大地を走る

Leica SL2

 

北海道の3月は、まだまだ冬の真っ只中だ。

街中の道路はもちろん、鉄道の線路にも多くの雪が残っている。

いや、残っているだけでなく、まだまだ新たに雪が降り積もる季節だ。

鉄道に詳しいわけではないが、所用を済ませ函館駅に戻るために乗った列車は電車ではなくディーゼル機関で動く列車だった。

北海道で電化されている区間はごくわずかだという知識はあったので、自分が乗った列車が電車ではないことに驚きはなかったのだけれど、函館駅が近づいてきたところで線路の上に架線が走っているのに気づいた。

どうやら函館駅周辺も電化されている区間らしかった。

それでも函館駅の手前でたまたま見えた機関車の車庫のようなものの周辺には架線らしきものが見当たらなかったので、やはり電化されている区間は短く、ディーゼル機関車が活躍している区間がほとんどなのだろう。

動力が違ったところで、実際に乗車している分にはあまり差もないように思えたけれど、ディーゼル機関から伝わってくる独特の振動が、どこか郷愁を誘ってくるようで、いつもとは違う“鉄道旅”が楽しめたように感じた。

 

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