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もう“大仏建立”しかないのか…

Sony α7S3 & Vario-Tessar FE 16-35mm F4

 

昨年来猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めがうまくいかない日本。新年早々、東京都をはじめ神奈川、千葉、埼玉の知事が政府に緊急事態宣言発令を提案した。

これを受けて政府は今週中にも、この1都3県に緊急事態宣言を発令する見込みだ。昨年の緊急事態宣言発令時もそうだったが、それにともなう店舗の休業補償をはじめとする痛みを伴う側への配慮はなされていない様子だ。それよりも、前回はなかった休業要請に従わなかった場合の罰則制度だけは制定される見込みで、もう我が国の政府は誰のためにあるのか、よくわからない状態…。

感染拡大を抑え込めなかったのも「国民一人一人の自覚の問題」と勘違いしているような政治家たちの愚策のせいなのに、結局、痛みだけは国民に帰ってくる。

奈良、東大寺の大仏が建立された平安時代。平安の名前が示すほど世の中は“平安”な時代ではなかったようだ。天然痘が流行り多くの人々が命を落とした。さらに大地震が街を襲い、藤原広嗣の乱といったクーデーター、内乱もあり、それらの社会不安を取り除き国の安泰を祈って建立されたのが東大寺の大仏だといわれている。

新型コロナウイルスはワクチンの開発が始まり、少しばかりの明るい光が見えてくるのかという期待も、イギリスやイタリアなどで変異種の存在が明らかになり、さらにタイでも変異種の発見が報告され、終息までにはまだまだ時間がかかりそうな雰囲気だ。

日本ではワクチン開発により終息に向かうどころか、政府、政治家の愚策連発のせいで感染拡大に拍車がかかっている。国民のほとんどが今の政府に期待はできないと思っていることだろう。

具体的な策が提示できない我が国の政府。国民の心の平穏を取り戻すには、ここはもう平安時代のように「大仏建立」くらいしか、ないのかもしれない…(笑)

それにしても Sony α7S3 の暗所性能は素晴らしいね。高感度でもシャドー部のノイズがうまく抑えられているし、大仏様のディテールもきれいに再現されている。

LeicaViaggio

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Tags: sonyα7S3

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