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笑顔が戻る日まで…

Leica M10-P “Reporter”

 

あいかわらず、寂しい雰囲気だ。

土産物屋の店先で店員がお客を呼び込もうと立ってはいるものの、肝心の観光客の姿がまばらだ。

いつもなら観光客でごった返す市街中心部の国際通りも、閑古鳥が泣いている。

シャッターが閉まったままの店も目につく。

たまたま平日だからなのかと考えていたのだけれど、どうやら、そうでもないらしい。

いつになれば日常が戻ってくるのか…。

土産物屋の店先に飾られた笑顔を浮かべる大きなシーサーの前で記念撮影をする家族連れを見つけた。

道路の反対側に見つけたその光景に向けてカメラを構えていると、通り過ぎようとしていたバスが目の前で止まってくれた。

道路の反対側を撮影しようとしていた私を見つけ、赤信号に引っかかったバスの運転手が気を利かせてくれたようだ。

この街の人々は優しく、そして温かい。

そんな人々に、そしてこの街に、目の前にあるシーサーのような大きな笑顔が戻ってくる日が、一日も早くやってくるのを願いたい。

 

LeicaViaggio

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