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テラス席が語りかけるもの

Leica M10-P “Reporter”

 

これが、これからのいつもの光景になってしまうのか…。

日が沈み涼しくなった時間だというのに、店の前のテラス席に客の姿はなかった。

この季節の昼間なら暑くて座っていられないのは当たり前だが、この時間なら誰かが座っていてもおかしくないように思えた。

そもそも、こんな外の席を利用しなければならないほどの人出がないというのことなのだろう、テラス席の奥に見える店内も人影はまばらだ。

飲食店に人の賑わいが戻るには、まだまだ時間がかかる。

誰もいないテラス席と、その隅に積み上げられたイスの姿が、そんなふうに語りかけているように見えた。

 

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