Leica M10-P “Reporter”
長く通いなれた街がある。
初めてそこを訪れてからすでに30年以上になる。
といっても、これまでは目的の場所に行くために最寄り駅から最短距離の道を歩いてきたので、たった一本いつもと違う路地を入っただけで、そこには未知の風景が広がる。
約束の時間まで少し余裕があったので、いつもとは違う路地をいくつか組み合わせて、ちょっとだけ遠回りをしてみた。
ガードレールと矢印
やはりそこには、想像していたのとは違う風景が広がり、思いもしなかった光景に出会えた。
この街に来ることが、あと何回あるだろうか…。
いいことも、悪いことも、とにかくたくさんの思い出がある街だ。
止まらないよ
だからといって特別に強い思い入れがあるわけではないけれど、もしかしたら、もう来ることはないと思うと、なんとなくだけど感傷的な思いが込み上げてきた。
この街にもお世話になったなあ…。