鉄橋を渡る風

鉄橋を渡る風

Sony α7R4

 

現場での仕事を終えて最寄り駅へと向かう。

駅へ向かうのとは反対の方向に大きな川が流れていた。

その川に架かった鉄橋がライトに照らされ、はるか向こうの夜空には地上の大都会が放つ光が反射した雲が広がっていた。

ここでの仕事も残りあと少し。

そして、仕事が終われば、ここにはもう二度と来ることはないだろう。

仕事では、日本だけでなく世界中のいろいろな場所を訪れた。

それぞれの場所で、いろいろな思い出があり、そして印象的な光景が脳裏に焼き付いている。

仕事でクタクタになっていたのを言い訳にして、そんなシーンを写真に残してこなかったことを少しだけ後悔している。

ぼんやりと鉄橋を見つめていると、そこに電車が通りかかった。

今日は1枚だけでも写真を撮っておくか…。

 

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