Leica SL2
いつもの空港だ。
どこかへ出かける時、どこかから帰ってきた時、そのどちらでも利用するわけだから、当然のことながら利用する回数は一番多いはずだ。
しかし、こうしてあらためて空港に到着した際に機内から空港を眺めたことはなかったかも知れない。
いつもなら優先的に搭乗もできるし、当然のように飛行機を降りる際にも、ほぼ一番に降りることができたせいで、こうして窓の外を眺めることはなかった。
いまは感染症対策という名目(もちろん大切なことだが)で、飛行機を降りる際にも、乗務員の指示に従い降りて行く順番もこれまで通りとはいかない。
まあそれでも我先に降りようとしている人は見かけるけどね(笑)
そんなところで慌てて降りたところで預けた荷物を待たなければならなかったりする。
ここ数年のコロナ禍の影響で、そんなことにも気付かされた。
だから今は慌てず、急がす、窓の外を眺めてから飛行機を降りるようにしている。
そうしたことで、これまで見えてこなかった“景色”が見えてきた。
新たな発見というほどの大袈裟なものではないけれど、それでもこれまでとは違った何かが見えてくるというのは楽しいものだ。
もしかしたら、これまでにも、もっともっといろんなものが見えていたのかも知れない。
そう思うと現在の状況も決して悪いことばかりではないような気がする…。