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30年来の相棒と、いつもの旅のお供…

くまモンのライカ C-LUX

 

たった2日、オフィスに出るためだけの東京滞在を終えて、これからまたしばらくの時間を過ごすことになる名古屋へ向かうため、新幹線に乗り込んだ。

今年何度目の新幹線だろうか…、そして何本目のプレミアムモルツだろうか(笑)

仕事を終えてから新幹線で移動するときのお供といえば、必ずプレミアムモルツだ。

移動後に仕事が控えている場合は、もちろんアルコールの類を飲むことはないが、仕事終わりの移動ならではの、ささやかな楽しみだったりする。

しかし、今回はゆっくりとビールを楽しんでいられる状況ではないことを席についてから思い出した。

 

ゼロハリとノースフェースのダウンジャケット

 

足元に置いたゼロハリバートンのカメラケースの存在だ。

もう30年以上の付き合いになるこのゼロハリ。このケースにカメラを入れていろんな国を旅した。

同じ形でトローリータイプのものを買ってからは、クローゼットの片隅で静かに眠っていたケースだが、今回、重要な任務に就くことになった。

昨年夏から東京での生活拠点よりも名古屋で過ごすことのほうが多くなっている。今後も、その割合が続くことが予想されるため、東京に置いてあるカメラやレンズの一部を名古屋へ移動させることにした。

そう、今まさにこのゼロハリの中には、ここには書けない、いや、書かないほうがいいと思われるほどの価格のカメラとレンズが詰め込まれている。

価格はもちろんだが、それ以上に一緒に旅した思い出や何かの記念といった、いろんなものがいっぱい、いっぱい詰まった、価格だけでは計れない、自分にとってはすごく価値のある、お金では決して解決することができないであろう、大切なものばかりだ。

こんなものを持っているのにビールなんか飲んでいい、わけがない。いい気分になっちゃうって、置き忘れでもしたら、もう本当に取り返しのつかない大惨事だ!

いくら日本が治安が良くて、落とした財布やスマートフォンが無事に戻ってくることが多い、善良な心を持つ国民性の国だといっても、仮に新幹線の中に置き忘れ、駅ですぐに気づいて所在が確認できていたとしても、このゼロハリ(とその中身)と離れ離れになっている間は、生きた心地はしないだろう。

そんな大げさなことを思いながら、いつものように1本目のプレモルをプシュッと開けたのだった…(笑)

 

LeicaViaggio

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